[拠点シンポジウム]「International Symposium on Smart Brain Medical Informatics and Engineering 2017」を開催しました

2017年9月15,16日に「International Symposium on Smart Brain Medical Informatics and Engineering 2017」を先端融合研究環統合研究領域の主催で開催しました。

今回のイベントは、神戸大学先端融合研究環統合研究領域の国際健康学研究プロジェクトが企画し、最新の脳神経科学と情報工学、ロボット工学との融合を主なテーマとする分野融合的な国際シンポジウムです。

初日の15日は、本シンポジウムに参加される海外からの参加者による神戸医療産業都市の見学を行いました。神戸市やミナト医科学株式会社、そして西記念リハビリテーション病院などの施設見学を実施し、参加者からは熱く関心を示されました。

翌16日はシンポジウムにおける講演と討論を展開しました。藏重先端融合研究環長の挨拶の後、午前の部では大連医科大学の楽衛東教授(写真上)による特別講演「デジタル医療」、WINフロンティア株式会社駒澤様による「健康サービスのためのスマート情報技術」、華中科技大学の黄剣教授による「生活支援用ロボット技術」、また、ミナト医科学株式会社栗栖所長による「理学療法における工学技術開発と製品化」などをテーマとして講演があり、午後の部では、平成29年度の日本学士院賞を受賞された東京大学戸田教授に依頼して「分子レベルにおける脳神経科学と臨床応用」に関する特別講演(写真下)を行いました。また、蘇州大学の劉春風教授、Zhejiang大学の張宝栄教授、そして理化学研究所の張周恩研究員によるパーキンソン疾患の高度診断技術と生活支援技術について最新の研究成果が披露されました。各講演後には参加者による活発な議論が交わされました。

今回のシンポジウムで、最新の脳神経科学とロボット工学、情報工学との融合による脳神経疾患、特にパーキンソン患者に対する各種診断とよりスマートなリハビリと生活支援をテーマに、脳神経科学者、神経内科の臨床医と工学研究者が一緒に交流し、デジタル医療や分子レベルでの脳神経機能、睡眠などの日常生活活動、そしてロボットによるリハビリテーション、スマートフォンによる日常健康管理に至るまで、幅広い研究交流を着実に行なうことができました。

今回のシンポジウムを契機に、今後、神戸大学先端融合研究環統合研究領域を核とした脳神経系の健康に関わる医工学連携の新展開と実応用研究推進が期待されます。

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↑大連医科大学 楽衛教授

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↑東京大学 戸田教授

主催:神戸大学先端融合研究環(統合研究領域)

共催:ひょうご神戸サイエンスクラスター協議会