研究プロジェクト

水環境と水圏関連光合成生物が作る統合システムの解析と応用

研究プロジェクト・リーダー

三村 徹郎 教授

研究の概要

水圏および水圏- 陸域移行帯に生育する光合成生物(藻類、水草類、コケ植物、微細光合成生物)の生理・生態・進化・保全を、分子・細胞レベルから水環境との相互作用までを含めて理解することで、水圏という生命・環境システムがどのように成立しているかを明らかにする分野横断的研究を進める。さらにこの植物群が持つ光合成能や環境浄化能を生かすことで、人類社会の持続的発展に寄与する新しい視点を提供するための基盤整備を行う。

そのための具体的課題として、

  1. 水圏および水圏と陸域との境界領域に生育する光合成生物の生育を支える生理機構を、遺伝子・細胞レベルで明らかにする。
  2. 水圏関連光合成生物が生育する水環境のモニタリングを進め、無機物・有機物の網羅的解析を行うことで、生命と環境の相互作用がどのように生じているかを明らかにする。
  3. 水圏関連光合成生物が持つバイオマスや遺伝資源の有効利用のために、本研究グループが従来から持つ、世界的にも貴重な系統保存株のコレクションやゲノムデータベースの維持、解析を進める。
  4. 水圏および水圏--陸域移行帯に生育する光合成生物の応用、水環境改善への利用のために、上記研究で明らかにされてきた実態データや、バイオコレクション・ゲノムデータベースを利用することで、水圏関連光合成生物の生理機能の人為制御の可能性を検討する。

構成員

              
氏名 職名 所属・専攻
研究プロジェクト・リーダー 三村 徹郎 教授 理学研究科・生物学専攻
研究分担者 川井 浩史 教授 内海域環境教育研究センター、
理学研究科・生物学専攻
岡村 秀雄 教授 内海域環境教育研究センター、
海事科学研究科・海事科学専攻
村上 明男 准教授 内海域環境教育研究センター、
理学研究科・生物学専攻
石崎 公庸 准教授 理学研究科・生物学専攻
坂山 英俊 准教授 理学研究科・生物学専攻
佐藤 拓哉 准教授 理学研究科・生物学専攻
秋本 誠志 准教授 理学研究科・化学専攻
羽生田 岳昭 助教 内海域環境教育研究センター、
理学研究科・生物学専攻
神尾 英治 助教 工学研究科・応用化学専攻
浅岡 聡 助教 内海域環境教育研究センター、
海事科学研究科・海事科学専攻
研究参画者 本村 泰三 教授 北海道大学
中野 伸一 教授 京都大学
COCK J.Mark 上級研究員 フランス CNRS
REID Rob J. 教授 アデレード大学

研究の概念図

図1 本研究課題のキーワード

図1:本研究課題のキーワード


図2 水環境とそこに生育する光合成生物を対象とした研究計画

図2:水環境とそこに生育する光合成生物を対象とした研究計画
1. 水圏関連光合成生物の解析、
2. 水圏環境の分析、
3. 水圏関連光合成生物に関するバイオコレクションとゲノムデータベースの三つを柱に研究を進め、将来的な光合成生物の応用可能性や環境改善技術の開発を目指す。


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図3:研究プロジェクトが進める水環境とそこに生育する光合成生物を対象とした具体的な研究計画とその発展