研究プロジェクト

Smarter Worldを実現するIT・RT技術の創成

研究プロジェクト・リーダー

大川 剛直 教授

研究の概要

科学技術イノベーション総合戦略(2013.6.7 閣議決定)において策定された、2030年までに取り組むべき政策課題は下記の5つである。

  • クリーンで経済的なエネルギーシステムの実現
  • 国際社会の先駆けとなる健康長寿社会の実現
  • 世界に先駆けた次世代インフラの整備
  • 地域資源を'強み'とした地域の再生
  • 東日本大震災からの早期の復興再生

これらの解となる科学技術イノベーションの推進のための重要な視点は、スマート化(ITとRT技術の各分野における活用)とシステム化(技術の融合)である。本研究プロジェクトの研究目的は、IT技術とRT技術(RT:ロボティックスだけでなく、センサー・アクチュエータなど実世界に働きかける機能を指す)の融合により、次世代Cyber-Physical System(CPS)技術を構築し世界規模で拡がる上記社会課題への解決技術を創出することである。(図1、図2、図3)すなわち、

  • 実世界の人間に関する情報、環境情報、物・事象の持つ情報などを的確に収集(センシング)し、
  • 収集されたビッグデータをサイバーワールド内で情報処理(蓄積、検索、変換、分析、認識、計画)し、
  • 実世界に対して適切な物理化学的効果を及ぼす(制御、アクチュエーション)ことで、高信頼、安全安心、快適、高効率な社会システム(Smarter World)を実現することである。

構成員

氏名 職名 所属・専攻
研究プロジェクト・リーダー 大川 剛直 教授 システム情報学研究科・情報科学専攻
研究分担者 永田 真 教授 科学技術イノベーション研究科
的場 修 教授 システム情報学研究科・システム科学専攻
川口 博 教授 科学技術イノベーション研究科
太田 能 教授 科学技術イノベーション研究科
塚本 昌彦 教授 工学研究科・電気電子工学専攻
横小路 泰義 教授 工学研究科・機械工学専攻
小澤 誠一 教授 工学研究科・電気電子工学専攻
滝口 哲也 教授 都市安全研究センター
KIM Sangwook 助教 工学研究科
研究参画者 小林 太 准教授 システム情報学研究科・システム科学専攻
中村 匡秀 准教授 システム情報学研究科・計算科学専攻
寺田 努 准教授 工学研究科・電気電子工学専攻
三浦 典之 准教授 システム情報学研究科・情報科学専攻
中本 裕之 准教授 システム情報学研究科・システム科学専攻
佐伯 幸郎 特命講師 システム情報学研究科・計算科学専攻
UDPA Satish Shankarnarayan 教授 Michigan State University
ALIPPI Cesare 教授 Politecnico di Milano
LALANDA Philippe 教授 University Grenoble Alpes

研究の概念図

Smarter World の概念図

図1:本チームで取り組むCPS技術が実現するSmarter Worldの概念図。
[JST「研究開発の俯瞰報告書」電子情報通信分野(2013 年)第2版より引用]


Cyber-Physical System(CPS)技術

図2:Cyber-Physical System(CPS)技術。
実世界(人、モノ、環境)から生成される膨大な観測ビッグデータを処理することにより、社会課題(少子高齢化、環境問題、都市問題、交通問題、エネルギー問題など)に解を与え、より安全・安心・豊かな生活を支援する。


Smarter World の概念図

図3:チームが取り組む次世代Cyber-Physical System(CPS)技術。
人、車、ロボットの中で完結するローカルCPSとそれらおよび環境から生成される膨大な実世界観測ビッグデータを処理するグローバルCPSの階層構成を想定し、社会課題を解決する研究開発を推進する。