研究プロジェクト

低負荷・減災型のルーラルデザイン研究

研究プロジェクト・リーダー

田中丸 治哉 教授

研究の概要

(1) 研究目的

「低負荷・減災型のルーラルデザイン研究」は、農業農村整備、すなわち生産基盤としての農地とそれを取り巻く農村の機能向上及び環境改善を図る整備において、低環境負荷、低コスト、減災を実現するための各種の先端技術を導入することで、新たな農業農村空間設計(ルーラルデザイン)の手法を構築するとともに、安全・安心で持続的な食料供給を実現するためのスマートアグリ(最新の情報通信技術を利用した農業技術)を組み合わせて展開することを目的としている。さらに、この考え方を開発途上国の農業農村整備にも応用するため、開発途上国に適した低負荷・低コスト灌漑技術の構築を目指す。

(2) 研究課題

(A)低環境負荷・低コスト・減災を実現するための先端技術を導入した新しい農業農村空間設計

「ため池と水田を活用した減災型農業農村整備と環境・景観保全」、「水利施設構造物の低コスト改修による減災型農業農村整備」、「農業農村整備における土壌資源の有効活用」「農地を対象とした環境負荷削減」、「畜産を対象とした環境負荷削減」から構成され、ため池・水田での雨水貯留による洪水抑制、既存ため池の耐震補強による減災、管路更正工法、水利施設構造物におけるコンクリート劣化診断と低コスト改修、生分解性樹脂コンクリートの応用、農業・生活廃棄物を活用した農地での硝酸性窒素除去、飼料選択による脂肪蓄積抑制と廃棄コスト節減などに取り組む。

(B)安全・安心で持続的な食料供給を実現するためのスマートアグリ

「低コスト・高付加価値型の植物工場の構築」、「植物工場における画像処理技術の応用」から構成され、LEDを光源とした低コスト植物工場、薬草などの高収入品種導入、画像処理技術を活用した栽培管理などに取り組む。

(C)洪水潅漑とウォーターハーベスティングを中心とした低コスト型の灌漑システムに関する研究

「開発途上国に適した低コスト灌漑技術の改良」「衛星リモートセンシング技術による農地モニタリング」から構成され、洪水灌漑システム及びウォーターハーベスティングにおける効率化と高収量化に取り組む。

構成員

    
氏名 職名 所属・専攻
研究プロジェクト・リーダー 田中丸 治哉 教授 農学研究科・食料共生システム学専攻
研究分担者 河端 俊典 教授 農学研究科・食料共生システム学専攻
上曽山 博 教授 農学研究科・資源生命科学専攻
藤嶽 暢英 教授 農学研究科・生命機能科学専攻
森川 英典 教授 工学研究科・市民工学専攻
研究参画者 井上 一哉 准教授 農学研究科・食料共生システム学専攻
長野 宇規 准教授 農学研究科・食料共生システム学専攻
多田 明夫 准教授 農学研究科・食料共生システム学専攻
伊藤 博通 准教授 農学研究科・食料共生システム学専攻
宇野 雄一 准教授 農学研究科・資源生命科学専攻
鈴木 武志 助教 農学研究科・生命機能科学専攻
松本 文子 助教 先端融合研究環
AHMED ADAM
Bashir Mohammed
農業工学
プログラム・
ナショナル
コーディネータ
スーダン農業研究機構
ELAMIN
Khalid Ali Eltaib
研究員 スーダン農業研究機構

研究の概念図

「低環境負荷・低コスト・減災」を共通コンセプトとした新しいルーラルデザインの創成